すべては『聞こえ』のために!! あいち補聴器センター社長ブログ › より良い補聴器ライフのために › オーダーメイド補聴器(耳あな型補聴器)ができるまで
2011年09月23日
オーダーメイド補聴器(耳あな型補聴器)ができるまで
今月に発行したAHA(aichi hearing aid center)ニュースレター 第5号がめちゃくちゃ好評です!
『私の補聴器はああやって作られたんだね。』
『初めてオーダーメイド補聴器ができるところを見ることができて嬉しい!』
と多くのお客様から嬉しいお声を頂いております。
そこで!

ブログ読者皆様にも私が先日、補聴器メーカー NJHの東京本社工場に見学し勉強してきました『オーダーメイド補聴器ができるまで』を製造工程に沿って簡単にご紹介致します。
1.耳型をお取りします

印象剤という粘土で耳の形をお取りします。この耳型がオーダーメイド補聴器の出来を左右するので、補聴器技能者の腕の見せ所です!
2.補聴器のシェル(本体)を製作します

ここからNJH工場で製作です。加工した耳型の凹型を専用のジェルで作ります。凹型を元に補聴器のシェルを作ります。聴力や耳の形も考え製作していきます。
3.電子部品を組み立てます

シェル(本体)を作製したあとは、その中に組み込む電子部品を組み立てます。 聴力や耳の型に合わせて回路、レシーバ(音が出るところ)、マイク(音が入るところ)など、最適なパーツを選択します。
(写真は、シェル内部が見やすいようにあえてシェルを真っ二つにしています。)
4.補聴器を組み立てます

補聴器のシェルにレシーバ孔や空気の通るベントを作成し、 電子部品を組み込んで補聴器を完成に近づけます。できる限りスペースを減らし、より補聴器が小さくなる様にお作りします。
5.仕上げ

不要な部分を切り取り、表面上の仕上げをして、組み立てを完了します。
お客様の耳を想定したメス型に入れて当たりは大丈夫かなどチェック致します。
6.完成!!

補聴器がしっかり動作しているかを測定器ではかり、 周波数特性や出力・利得などの各種数値を細かく検査します。検査が合格となりましたら出荷されます。(写真はマイク分離型耳あな型補聴器です。)
いかがでしょうか?オーダーメイド補聴器(耳あな型)ができるまでの工程を、ご理解して頂けましたか?
工場見学時に、私につきっきりで各工程の説明やオーダーメイド補聴器について色々とお話していただけた、NJHの技術部最高責任者 山内さんの補聴器に対する思いをご紹介致します。(写真 左の方です)

『世界に1つしかない補聴器を心待ちにされているお客様のために、流れ作業ではいけません!私たち(技術の方々)はお客様のお顔が見えないからこそ、気持ちをこめてお作りしております!』
この熱い思いも一緒に、これからも皆様へ補聴器をお届けしたいと強く思ったNJH工場見学でした。
NJH★クリックしてみて下さい。今日ご紹介しました補聴器メーカー NJH(ニュージャパンヒアリングエイド)のHPです。
オーダーメイド補聴器(耳あな型補聴器)についてのおさらいはこちらから、
どんな種類の補聴器がありますか?耳あな型編
『私の補聴器はああやって作られたんだね。』
『初めてオーダーメイド補聴器ができるところを見ることができて嬉しい!』
と多くのお客様から嬉しいお声を頂いております。
そこで!
ブログ読者皆様にも私が先日、補聴器メーカー NJHの東京本社工場に見学し勉強してきました『オーダーメイド補聴器ができるまで』を製造工程に沿って簡単にご紹介致します。
1.耳型をお取りします
印象剤という粘土で耳の形をお取りします。この耳型がオーダーメイド補聴器の出来を左右するので、補聴器技能者の腕の見せ所です!
2.補聴器のシェル(本体)を製作します

ここからNJH工場で製作です。加工した耳型の凹型を専用のジェルで作ります。凹型を元に補聴器のシェルを作ります。聴力や耳の形も考え製作していきます。
3.電子部品を組み立てます
シェル(本体)を作製したあとは、その中に組み込む電子部品を組み立てます。 聴力や耳の型に合わせて回路、レシーバ(音が出るところ)、マイク(音が入るところ)など、最適なパーツを選択します。
(写真は、シェル内部が見やすいようにあえてシェルを真っ二つにしています。)
4.補聴器を組み立てます
補聴器のシェルにレシーバ孔や空気の通るベントを作成し、 電子部品を組み込んで補聴器を完成に近づけます。できる限りスペースを減らし、より補聴器が小さくなる様にお作りします。
5.仕上げ
不要な部分を切り取り、表面上の仕上げをして、組み立てを完了します。
お客様の耳を想定したメス型に入れて当たりは大丈夫かなどチェック致します。
6.完成!!
補聴器がしっかり動作しているかを測定器ではかり、 周波数特性や出力・利得などの各種数値を細かく検査します。検査が合格となりましたら出荷されます。(写真はマイク分離型耳あな型補聴器です。)
いかがでしょうか?オーダーメイド補聴器(耳あな型)ができるまでの工程を、ご理解して頂けましたか?
工場見学時に、私につきっきりで各工程の説明やオーダーメイド補聴器について色々とお話していただけた、NJHの技術部最高責任者 山内さんの補聴器に対する思いをご紹介致します。(写真 左の方です)
『世界に1つしかない補聴器を心待ちにされているお客様のために、流れ作業ではいけません!私たち(技術の方々)はお客様のお顔が見えないからこそ、気持ちをこめてお作りしております!』
この熱い思いも一緒に、これからも皆様へ補聴器をお届けしたいと強く思ったNJH工場見学でした。
NJH★クリックしてみて下さい。今日ご紹介しました補聴器メーカー NJH(ニュージャパンヒアリングエイド)のHPです。
オーダーメイド補聴器(耳あな型補聴器)についてのおさらいはこちらから、
どんな種類の補聴器がありますか?耳あな型編
すべては『聞こえ』のために!!
Posted by 天野慎介 at 19:00│Comments(0)
│より良い補聴器ライフのために